· 

思考と感情の鮮度

なんと、年度末。

(ブログ的には)
ご無沙汰しております。


今日は年明けから考えていた思考の整理について。



ヨガを始めてからも

私の頭の中はいつもごちゃごちゃと散らかっていて

何がどこにあるのかもわからず

一体いつから持っていたのかもわからない

とっくに賞味期限の切れた思考や感情が

頭の中にパンパンに詰まっていました。



例えばそんな冷蔵庫には

新しい食品はあまり入らないし

古いものから食べなくちゃと思っているうちに

せっかく買ってきた新鮮なものも

古くなってしまいます。



一度買うのをやめて

冷蔵庫の整理をしなければ

永遠に腐りかけを食べることになる。



そこで意を決して中身をチェックしてみると

ミイラ化したり

カビの温床になった食材が

わんさか出てきて酷い臭いもします。



うげーと思ってゴミ箱に捨てながらも

名残惜しそうに

賞味期限は消費期限とは違うからとか

これは梅干しだから何年だって大丈夫

などと言い聞かせていくつかキープ。



もうすでに干からびて

あったことすらも忘れていたくせに。。。



少し綺麗になって満足するのだけれど

相変わらず何が入っているのか

正確に把握していないから

また同じものを買ってきて

冷蔵庫を開けた瞬間に思い出し

あーあと言いながら

また古いものから食べることを繰り返す。



そしてそのうちまた庫内はパンパンになって

毎年大掃除のときに重い腰をあげ

最後にまた同じ梅干しを見て

より一層干からびたそれを大切に冷蔵庫に戻す。



そんなことを何度も繰り返しながら

ほんの少しずつ買い物の習慣が変わり

掃除の頻度があがっていきました。



ある時

意を決して

その梅干しの入った容器の蓋を開けてみると

相変わらずそれはカラッとしていて腐ってなんかない。



そのまままた戻そうとするけれど

何かが引っかかって

ほんのちょっとだけかじってみる。



食べられなくはないけれど

カチカチで

ザラザラしていて

当時の美味しさはかけらも残っていないことに気づく。



そして

この先もこれを食卓に出すことはないな

と思うのです。



そう思ったら

拍子抜けするほどあっさりと

私はそれを捨てていました。



捨てようと思うこともなく

気がついたらそれはゴミ箱に入っていた

そんな感覚。



そうしたら

古いと思っていた

大して役にも立たないと思っていた冷蔵庫が

ちゃんと機能していることを知りました。



詰め込みすぎていたから

よく冷えなかっただけだったのです。



無意識の習慣というのは厄介で

ちょっとボーッとしていると

私はまた同じものをいくつも買ってきてしまいます。



そしてまた

賞味期限が切れたものを

数週間大事に冷やしておいてから捨てる。



このサイクルを

少しずつ少しずつ最適化していくことで

突然ホールケーキがやってきても

慌てずに入れられるスペースができてくるのです。




思考や感情も同じように

自分で賞味期限を設けること。




古いものを持ち続けることは

知らず知らずのうちに

内臓まで傷つけていきます。



何をやめて、何を始めるのか。



大きな決断をするときだけでなく

日常の些細な習慣にこそ、気づきを持つこと。