新年度の始まり。
そして、新元号も発表となり
なんだかそわそわした気分で過ごしています。
令和、美しいですね。
30代にして昭和、平成、令和を
生きることになるとは
感慨深いような。
さて
そんなバタバタと
慌ただしくなりがちな4月ですが
忙しい、忙しい
と口に出してはいませんか?
あるいは口にはしなくとも
頭の中に
そんな声がこだましてはいませんか?
実際に、
何かをしている時間
予定を組んでいる時間
段取りを考えている時間
アイデアを練っている時間
を純粋に測ってみると
それらだけで忙しくなっているのではない
ということに気づきます。
では、
一体何がそんなに自分を忙しくさせているのか
それは例えば
過去にあったことを掘り返している時間
起こってもいない未来を憂いている時間
事実ではない想像に浸っている時間
私たちは日々、考える必要のないことに
たくさんの時間とエネルギーを
無意識に浪費しては
忙しい、忙しい
時間が足りない
とバタバタしているのです。
例えば私は
文章の推敲に時間をかけ過ぎる傾向があります。
推敲、と言えば聞こえは良いですが
実際には何度も繰り返し読んでは
ほんの小さな変更を加えるだけ
あるいは
それを牛のように反芻するだけ
小説家でもないのだから
そこまで一字一句にこだわる必要もないはずなのに。
あるいは、
誰かのちょっとした仕草や表情、言葉尻を捕まえて
あの人はこう思っているに違いない
とか
私はこう思われているに違いない
なんて事実に基づかない想像に
反応したり感情をかき乱されてみたり。
師からも何度も
その足踏みしている時間で
前に進んだなら
どんなに速く進めるか考えてみなさい
と教えてもらっています。
ヨガのクラスでもよく聞く
今、この瞬間にあること
マット降りた日常生活の時間の方が
長いのだから
そこにこそ生かすべき教えです。
もちろんそれは
後先考えるなといった
極端な発想ではなく。
過去や未来や想像に囚われている時間を
今すべきことにあててみよう。