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マインドフルネスって?


マインドフルネス(mindfulness)

って聞いたことありますか?

ヨガをする人だけでなく

ビジネスマンの間でも話題となっているようです



マインドフルネスとは何かというと



今この瞬間に集中し

注意深く気づきを持つこと



と言われているのですが

本当にそうなのでしょうか?



言葉には他言語には

翻訳不能な意味も含まれています



ヨガがエクササイズになってしまったように

チャンティングがただの歌になってしまったように

ある一部の特徴だけを見てしまうと

本来の姿が失われてしまいます。



翻訳するということは

多かれ少なかれ形が変わってしまうということ。



その言語でしか

その土地でしか

共有し得ないものが確かにあるのです。



さて話を戻して

マインドフルネス。



mindful とは

気を配るとか、心がけるといった意味の英語ですが



(マインドとハート・心の違いも気になるところですがそれはまたおいおい)



さらにその言葉の成り立ちに想いを馳せてみると

ヨガを学んでいる者としては

むむむ?

と疑問がわくのです。



マインド(比較の上に成り立つ思考や注意)を

フル(-ful 満ちている、持っている)にしていくこと

が気づきを持つことにつながるのか?と。



(もちろん、mindの訳は思考だけでなく

注意する、気にかけるなどもあるのですが

ヨガで扱っている気づき

とは異なるものではないかと思うのです。)



私たちが得たいのは

肉体への気づき

思考への気づき

感情への気づき

知性への気づき



そんな


普段は考える間もなく

オートマで動いている

あるいは

全く働いていない部分に

気づきを持つこと


がヨガです。



であるならばせめて、


awarefulness アウェアフルネス


言葉上でも気づきを満たしたいもの。



それぞれが指しているものは一緒でしょう?

そう思うかもしれませんが、

それもまた一部だけを見た感想。



そしてもちろん

アウェアフルネスも

ヨガを完全に表しているとは言えないのです。



他言語にすることはもちろん

余すことなくそのものを言語化することは

この現代においても達成できていないことです。



だからこそ

本を読むのでもなく

映像を見るのでもなく

誰かの体験談をただ聞くのでもなく



自分で体験すること



それしか方法はないのです。




先日の名古屋でのWSのひとコマ。

この可愛いカルガモ軍団の写真も

その場にいなければわからない

ヨガの一瞬を切り取ったもの。

(ワナカムヨガスクールからお写真お借りしました。)